薄明光線

こんばんは、スタッフのUです。

先日、日没時に西の空を見るとこのような光景が見られました。

空に何かの影ができていますね。

調べてみると、これはいわゆる「入道雲(雄大積雲や積乱雲)」の影で、

その周辺に見られる光を「薄明光線」といいます。

条件がよければ、東の空の、太陽とは反対側の地点(これを「対日点」といいます)に収束する形で影が伸びていくのを見ることができ、

その影はあたかも空全体を割っているように見えることから

「天割れ」などと呼ばれることもあるそうです。

ここまで読んで

「むかし理科の授業で、地球上に届く太陽光線はほぼ平行だと聞いたぞ?なぜ影が広がっているんだ?」

と思われた方、とても鋭いです。

これは、実際はほぼ平行なんですが、広がって見えているだけなんです。

例えば皆さんが電車の線路の真ん中に立って遠くまで伸びる線路を見た場合、

その線路は実際は平行であるにもかかわらず、

遠くの一点に向かって収束していっているように見えるはずです

(その一点のことを「消失点」といいます)。

だから、先ほど、西の空から生じたこの影は

東の空に向かっても収束する形で伸びていくと書きましたが、

これは線路の例でいえば、線路の逆方向も消失点に向かって収束していくのと同じ理屈です。

ともあれ、とても珍しい光景を見ることができました。

これだけ暑いと、しっかりエアコンを効かせた部屋に閉じこもりがちになりますが、

早朝や夕方などの比較的涼しい時間に

たまには外に出て空を見上げてみるのもいいかも知れません。

最近は、新型コロナウイルスの新しい変異株で比較的感染力の強いとされる

「NB. 1. 8. 1(通称「ニンバス」)」の感染が多く確認されるようになっているようですので、

なおのことたまには外に出たり、部屋の換気をすることも大事かも知れません。

あ、咳エチケットもくれぐれもお忘れなく。

不快指数

こんばんは、スタッフのUです。

私の周りでは「暑さが少しやわらいできましたね」という会話を交わすようになってきましたが、

それでも一日の最高気温は35度を少し切ったぐらいですので、

私たちの感覚もおかしくなってきているのかも知れません…。

しかし、少し気温が下がってきたとはいえ、

からだの不快の度合いはあまり変わらない気もします。

やはり「不快さ」には気温ももちろん、湿度も大きな影響を及ぼしていると思いますので、

今回は少し「不快指数」について調べてみました。

不快指数の計算方法は複数あるようなのですが、湿度を使ったものとしては以下があります。

( 不快指数 ) = 0.81 TD + 0.01 H × ( 0.99 TD – 14.3 ) + 46.3

この式でH (%)は湿度、TD (℃)は(乾球)温度を表しています。

不快指数は「60〜65」で「何も感じない」、「65〜70」で「快適」と感じる人が多く、

それより数値が低くなると「寒くて不快」、高くなると「暑くて不快」に感じる人が多くなり、

「85以上」は「暑くてたまらない」と感じるほどの不快さ、となるようです。

今日の昼の、私が住んでいる地域の湿度が84%、気温が32℃だったのですが、

先の計算方法によると不快指数は約87。

確かに暑くてたまらなく不快でした…。

もちろんこれはあくまで体感の目安ですので、

たとえば風が吹いているなどの要素が加わるだけで不快さは変わるということはあります。

気温が少し下がってもまだまだ不快な日々が続きますが、

皆さんくれぐれも養生なさってください。

私たちもお盆休みでしっかり英気を養って、残暑に備えたいと思います。