うろこ雲、いわし雲、ひつじ雲

こんばんは、スタッフのUです。

今日、空にこんな雲が出ていました。

一瞬「きれいなひつじ雲だな」と思ったのですが、

このような雲の呼び名として「うろこ雲」や「いわし雲」という呼び名もあります。

これらはすべて同じ雲を指しているのでしょうか、

それとも別の種類なのでしょうか。

どうやら、「ひつじ雲」だけが別の種類の雲のようです。

ひつじ雲の正式名称は「高積雲」で、高さが地上2000mから7000mと比較的低めの位置にある雲で、

「うろこ雲」,「いわし雲」の正式名称は「巻積雲」で、高さは「高積雲」より高く5000mから13000mにある雲なんだそうです。

見た目の区別としては、灰色や影があればおそらく「ひつじ雲」(ひつじ雲の方が雲の厚みがあるため、太陽光を通しにくい)、

白の場合は大きさで判断する必要があり、腕をまっすぐ伸ばした状態で、雲一つが小指で隠れるなら「うろこ雲(いわし雲)」で、それより大きければ「ひつじ雲」…

なんだそうですが、この写真は灰色の部分があるので「ひつじ雲」なんでしょうか…。

少しスッキリしませんね…。

しかし、空もすっかり秋らしくなり、朝晩はかなり冷え込むようになりました。

ここ数週間の気温の落差のせいで風邪を引いた方が増えているのか、

街のあちこちでくしゃみをしている方を見かけます。

鼻・喉のケアはしっかりしていきましょう。

スナフキンからの戒め

こんばんは、スタッフのUです。

先月末、いくつかの展覧会を観に東京に行ったのですが、

そのうちの一つが『トーベとムーミン展』@森アーツセンターギャラリー。

「トーベ」とは、『ムーミン』の作者のトーベ・ヤンソン(1914-2001)のこと。

会場内はごく一部を除いて写真撮影が可能で、

みんなが展示物の写真を撮っていた関係でいたるところで撮影渋滞のようなものが起きていたのですが、

展示の途中からなぜか突然人の流れがスムーズに。

何が起こったのかと思ったら、そこには『ムーミン』の作中のこんなセリフが。

「なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、むずかしくなっちゃうんだよ。ぼくは見るだけにしてるんだ」(『ムーミン谷の彗星』よりスナフキンのセリフ)

私も、それまでパシャパシャ写真を撮っていた自分の行動を恥いり、

その後は極力写真を撮らないようにしました(少しは撮りましたが…)。

花火大会などでも、みんなが花火を直に見ずにスマホで動画撮影しているという光景が見られたりしますが、

スナフキンの言うとおり、その場で見るだけにするのが大切ですね。

医療の世界でも、数値的な記録を残し、客観的に分析することが基本ではありますが、

患者さんをちゃんと見るということはそれ以前の基本と言えるかも知れません。