恵方とは?

こんばんは、スタッフのUです。

前回の投稿で「恵方巻き」の話を書きました。

その年の「恵方」を向いて、寿司の太巻きを何も話さず黙々と食べ続けるあの風習です。

さて、そもそも「恵方」とは何でしょう?

今年の恵方は南南東でしたが、これまでに「今年の恵方は北東です」とか「今年の恵方は西です」というのは聞いたことがありません。恵方には一体いくつのパターンがあるのでしょうか?

陰陽道で、その年の福を司る「歳徳神(としとくじん、年神ともいわれます)」という神がいて、その神がいる方角のことを「恵方」といいます。その方角に向かって事をなせば良いほうに進む、ということです。

で、この恵方は全方角を24に区切る(つまり各方角の間隔が15度ずつ)「二十四山(にじゅうしざん)」のうちの四つだけです。

北を0°として、時計回りに角度を測っていくとすると、その4つの恵方は

甲(きのえ)…75°

丙(ひのえ)…165°

庚(かのえ)…255°

壬(みずのえ)…345°

で、90°ずつずれているのがわかります。

南北のラインと、東西のラインの直交する二つの線が15°ずつ左回りした状態です。

この恵方が、暦を表す十干(じっかん)と以下の表のように対応しているのです。

年(十干)西暦の下1桁恵方方角
甲(きのえ)4寅卯の間,甲の方位ほぼ東北東(2時半の方角)
乙(きのと)5申酉の間、庚の方位ほぼ西南西(8時半の方角)
丙(ひのえ)6巳午の間、丙の方位ほぼ南南東(5時半の方角)
丁(ひのと)7亥子の間、壬の方位ほぼ北北西(11時半の方角)
戊(つちのえ)8巳午の間、丙の方位ほぼ南南東(5時半の方角)
己(つちのと)9寅卯の間、甲の方位ほぼ東北東(2時半の方向
庚(かのえ)0申酉の間、庚の方位ほぼ西南西(8時半の方角)
辛(かのと)1巳午の間、丙の方位ほぼ南南東(5時半の方角)
壬(みずのえ)2亥子の間、壬の方位ほぼ北北西(11時半の方角)
癸(みずのと)3巳午の間、丙の方位ほぼ南南東(5時半の方角)

2026年は下1桁が「6」なので、十干では「丙の年」、よって恵方は「丙の方位」、ほぼ南南東ということになります。

暦を表す「甲」「乙」などの表記は「十干」ですが、

方位を表す「甲」「乙」などの表記は先に書いた「二十四山」というもので、

「十干」のうちの八つと、「十二支」と、「八卦」のうちの四つを合わせた二十四の要素で表すものですので、

混同しないようにしてください。

この表で、恵方を「ほぼ南南東」など「ほぼ」という言葉がついていることが気になる方もおられるかもしれません。

先ほどの「二十四山」式の方角表記で、それぞれの方角は

360÷24=15(°)

ごとに区切られることになりますが、

「東北東」や「南南東」などの方角表記の場合、全体は16にしか分割されず、それぞれの方角は

360÷16=22.5(°)

ごとに区切られることになり、「二十四山」式の方角表記の恵方とはピッタリ合致しないのですね。

冬至も超え、節分も超え、いよいよこれからは色々な活動が活性化してきます。

私たちも日々新たな気持ちでこれからの仕事に向かっていきたいと思います。