宇宙ゴミ

こんばんは、スタッフのUです。

今日こんなニュースを見かけました。

米 宇宙に放出の物体 大気圏で燃え尽きず住宅に直撃 NASA | NHK

おそろしい…。

長らく宇宙ゴミ(スペースデブリ)が問題になっていますが、宇宙ゴミは現在10cm以上のものが約35,000個、1〜10cmのものが約100万個、1mm〜1cmのものが約1億3,000万個が地球軌道上に存在していると推計されているそうです(2023年12月時点)。

「1mmぐらいのゴミなら大したことないか」と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。宇宙ゴミは秒速数kmで移動しています。「時速」でなく「秒速」です。ですので、秒速5kmとすると時速で言えば時速18,000km、1時間で地球半周するというかなりの高速です。それが宇宙船にぶつかったり、あるいは宇宙デブリ同士が衝突するケースが出てきているようです。

「これ以上、宇宙ゴミを増やさないこと」と「既にある宇宙ゴミを減らしていくこと(Active Debris Removal:ADR)」の二つの方向性で、宇宙デブリを削減させていく努力が国際的に進められており、そこにビジネスチャンスを見出して参入してきている企業もあるようです。

しかし、四コマ漫画などで、ある人物が捨てたゴミのせいでその人物が災いを受ける内容のものがあったりしますが、この事故の場合、災いを受けているのは無関係な赤の他人ですものね。早急な対策が必要ですね。

開発を進めていくことも大切ですが、未来の影響までしっかり視野に据えておかなければなりませんね。

ねこぷー 第1回「個体差」

こんばんは、スタッフのUです。

皆さん、きっと「『ねこぷー』ってなんやねん」とお思いのことでしょう。

私の家に現れるキジトラ模様の地域ネコに、私たち夫婦が勝手につけた名前です。

ねこぷーがうちの庭に姿を見せ始めたのは5年前の春。

うちの庭に地域ネコが姿を見せることはそれまでも何度もありましたが、どのネコも私が玄関の扉を開けるとその音を聞くや飛び去って、「姿を見せる」といっても大抵はその逃げ去る後ろ姿を見るのみでした。

それが5年前、扉を開けても庭の真ん中でまったく動じず伏せたまま、なんなら私に対して「誰だ、お前?」と言わんがばかりの表情で毅然と見つめ返してくるネコが現れました。それがねこぷーです。それ以降、何度もうちの庭に姿を見せるようになり、ササミや小魚の煮干しを遠くから投げ与えたりしているうちに本当に少しずつ少ーーーしずつ(実感としては年に10cmぐらいの速さで)距離を縮めていき、あるときを境に(この経緯の説明には「せきね」というサブキャラクターの存在が不可欠ですが、それはまた追々)一気に距離が縮まり、最近は家の中にまで入ってくるようになり、今やこのありさま。

ねこぷーに出会って間もないころに、インターネットで調べた限りでは「キジトラはネコの原種に近く警戒心も強いため、飼い主にさえ懐かないことがある」という風に書かれていた(気がした)ので、「ずっとこの、触れることもないぐらいの距離感でいくのかな」と思っていたのですが。そして「ネコはお腹側を触られるのが大嫌い」という記事も見た気がするのですが…。

ネットの記事なんて大半は真に受けちゃダメですね。それに生き物ですもの、個体差はありますよね。私たちも、統計学を活用して全体の大きな傾向を捉えつつ、常に個は個として見ていく姿勢(そしてそのための能力)は大切にしていきたいと思います。

(タイトルにある「第1回」という強気な言葉どおり、この「ねこぷー」の記事はシリーズ化するかも知れません)

平成7年

こんばんは、スタッフのUです。

タイトルの平成7年(1995年)ですが、皆さんはこの年号を聞いて何か思い出すでしょうか。

私は大学を卒業して初めて就職したのがこの年で、その会社の中で「平成7年入社の社員」である私たちは「07(ゼロナナ)」と呼ばれていたため、この年号が記憶に強く残っているのですが、この年は実は大変な年でした。

1月17日には阪神淡路大震災があり、3月20日にはあの地下鉄サリン事件があったあの年です。

その地下鉄サリン事件の約10日後、幕張で行われる入社式のために私は東京に出たのですが、駅のゴミ箱というゴミ箱が蓋をされて使用できない状態になっており、あちらもこちらもなんとも物々しい空気だったことをありありと記憶しています。

この時期になるとどうしても思い出してしまう事件ですが、もうあれから29年も経つのですね。「そりゃ歳もとるわな」とうんざりもしますが、歳をとった者はそういった話や、歳を重ねて得た知恵を、次の世代に伝えて継いで行かなきゃならないな、と仕事の中でも常々思います。

現在活動中のプロジェクトのご紹介

当法人代表の山本一道が参加した論文がESC Heart Failure誌に掲載されました。

愛媛大学循環器内科との共同研究で、NT-proBNPという心不全の診断に用いられる血清検査の、一般住民における値の予測モデルを開発した論文で、NT-proBNPの予測モデルとしては世界で初のものとなります。

A prediction model for estimating NT-proBNP in a general Japanese population: the Toon Health Study

このモデルを用いて算出した値から5年後の心不全の発症を予測する新しい診断法も提案しており心不全治療に対して貢献することが期待されます。

「日本の古本屋」

こんばんは、スタッフのUです。

私は本を読むのはとても遅いのですが、本という「もの」自体が好きでよく買っています。

しかし、昨今の出版不況もあってか、ほんの数年前に出たばかりの本もすぐに絶版になっているケースが随分と増えました。メルカリなどのサイトではその絶版の状況に乗じてとんでもない高値で売りに出している人もいますし(Amazonでも、とても古書店とは思えぬアカウントが、同様に高値で出品しているのが目立ちます)、最近ではブックオフオンラインでも古本の値段が上がってきており、欲しいと思った本が手軽に手に入らないことも増えてきました。

そこで私がよく使っているのが、タイトルに掲げた「日本の古本屋」というサイトです。

日本の古本屋

もちろんなんでも見つかるわけではありませんし、メルカリなどと違い、本の写真が載っていないケースも多いので、買う際に不安がないわけではありませんが、この時代に古本屋を経営しながら紙の本の文化を維持しようとする方々を応援する意味でも、私はこのサイトをよく使っています(あ、表示されている金額に送料が含まれていないケースもありますのでご注意ください)。

皆さんもよろしければぜひご活用ください。

新しいものももちろん大切ですが、長い歴史を経て積み上げられてきた古いものから知恵を得る努力も大事にしたいものですね。

嗚呼、古本屋に事欠かない東京の人がうらやましい…(筆者は兵庫県在住です)。