冬の水分不足にご注意

こんばんは、スタッフのUです。

ここしばらく体の水分が不足気味になっている気がして調べてみる中で、冬も体が水分不足になりやすいということを知りました。場合によっては脱水症状になる場合もありますので注意が必要です。

「え?夏みたいに汗をかくわけでもないのに水分不足?」と思われる方も多いと思いますが、水分が足りているか不足しているかは、水分の排出量と摂取量のバランスによって決まります。

水分の排出は主に

  • 尿(約1.5L)
  • 大便(約0.1L)

そして、

  • 皮膚や粘膜、あるいは呼気などから失われる水分(不感蒸泄(ふかんじょうせつ))(約0.9L)

によってなされ、一日に計約2.5Lの水分が失われます(体の状態や環境などによって変動します)。

逆に、水分の摂取は主に

  • 食事(約1.0L)
  • 体内で食べ物をエネルギーに変える際に作られる水(代謝水)(約0.3L)

と、あともちろん

  • 飲料水

などによってなされるので、上記の数値から単純計算すると飲料水は一日で約1.2L摂取しなければ水分不足になりかねません(もちろんこれも体の状態や環境によって変わります)。

冬場の水分不足の大きな原因としては、「乾燥によって不感蒸泄が増えること」と、「夏場に比べ飲料水を摂取する機会が減ること」が挙げられるようです。

気温が下がり大気の飽和水蒸気量が減ることも乾燥の原因の一つですが、室内であってもエアコンで空気を直接暖めることで乾燥はさらに加速します。不感蒸泄を増やさないようにするために、室内では加湿器を使用したり濡れタオルを干すなどの乾燥対策が大切になります。皮膚からの不感蒸泄を減らす上では保湿クリームを塗ることも有効ですね(ポイントは加湿と保湿です)。

水分摂取については、意識的にこまめな飲料水の補給を行うことが大切なことはもちろんですが(飲酒は水分補給にはなりませんので念のため)、上に書いたように食事からも多くの水分を得ていますので三度の食事をしっかり摂ることも大切です。あと、脂肪よりも筋肉の方が水分をより多く蓄えることができますので、筋肉量を増やす意味でもこまめな運動が大切です。

あと、水分を適切に摂ることで気道が乾燥から守られ線毛の働きが活発になり、気道に侵入したウイルスが排出されやすくもなります。感染症予防の意味でも乾燥対策、水分摂取は大切ですね。

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