こんばんは、スタッフのUです。
一時あたたかくなったかと思ったのも束の間、再び寒波が襲来しています。
降雪量が増えた際の注意点としては、転倒・立ち往生・雪崩・ホワイトアウトなど色々ありますが、落雪にも注意が必要です。実は大雪にかかわる死亡事故の原因の大半は、雪かき時の屋根からの落下、そして屋根からの落雪によるものなのです。
落雪は、雪が降ったあと気温が上昇した際に屋根につもった雪が解け、水が雪と屋根の間にたまり屋根との間の摩擦が減少した結果、屋根の雪が落下する現象です。ふわふわしたように見える降ったばかりの新雪でも1m3あたりの重さは50〜150kg、一度解けて再び凍ったざらめ雪の場合1m3あたりの重さが300〜500kgにもなります。そんなものが屋根から落ちてきたらひとたまりもありません。
落雪による直接的なダメージによって亡くなるケースもありますが、落雪に埋もれて亡くなってしまうケースもあります。
雪が積もった際には、落雪の可能性がある建物の下をできるだけ歩かないことが大切です。
また雪おろしを行う際には、
- 必ず二人以上で行うこと。
- ヘルメット・命綱を着用すること。
- はしごをしっかり固定すること。
- 建物の周りに雪を残すこと(屋根から落下した場合の被害を小さくするため)。
などが大切になります。
寒波が襲来した際には、乾燥に対する注意も必要です。喉も乾燥しがちになりますので、暖房を使用する際には加湿も忘れないようにしましょう。私たちも呼吸器のケアを怠りなく励行していきます。