ひつじがいっぴき

こんばんは、スタッフのUです。

先日の夜、なかなか寝付けなかったときに、

「そういえば、眠れないときに羊を数えるのってなぜだろう。坐禅でいう数息観(すそくかん)のようなものかな?しかし、それにしてもなぜ羊?」

と思い調べてみると、過去にNHK総合『チコちゃんに叱られる!』で取り上げられていたようです。

眠れないときに数えるのはなんで“ヒツジ”なの?|ステラnet

曰く、英語の「sleep(眠る・眠れ)」と「sheep(ヒツジ)」の発音が似ていたことから始まったという説。これは「シープ、シープ、シープ…」と言い続けることが「スリープ(眠れ)、スリープ、スリープ…」という自己暗示のようになる、ということでしょうか??

また「sheep」と発音する際には長く息を吐くことになるので、それで副交感神経が優位になり眠りやすくなる、という要素もあるのだとか。ということは、頭の中で数えるだけでなく実際に口に出して数えなければならないわけですね。ちょっとハードルが上がってしまった気がします…。

その説が正しいなら、日本語で「ひつじがいっぴき、ひつじがにひき…」と頭の中で唱えることには入眠促進の効果は見込めないということになります(番組では実際に「シープ、シープ…」と言い続けた場合と「ひつじ、ひつじ…」と言い続けた場合の比較実験をしたようですが、標本数=1ですし、おそらく被験者が実験の内容を意識しながら臨んでもいたでしょうからあまり当てにはならなさそうですね…)。

以前AmazonPrimeビデオで『ひつじがすき 日本のひつじ牧場』というドキュメンタリー(?)映画を観たことがありますが、これの後半10分ほどのところに「眠れぬ夜のひつじ100匹」という、羊たちの映像に、憂いを帯びた男性の声でひつじを数えるナレーションが入っている特典映像(?)がありますので、もし興味があれば上のタイトルのところのリンクからご覧ください。

しかし、「シープ、シープ…」と声に出し続けると頭が覚醒してかえって入眠の妨げになるという研究結果もあるようです。

YouTubeなどで静かな自然の音を聞いたり(海や川や雨降りの音だけを長時間流す動画がたくさんあります)するほうが眠りやすいかもしれませんね。

気温差が激しく疲れの出やすい時期です。しっかり睡眠をとって養生していきましょう。「春眠暁を覚えず」というように、夜にしっかり眠っているにもかかわらず昼にもまた眠くなりやすい時期ですが、私たちもしっかり夜の睡眠の質を向上させ、日々の仕事に勤しんでまいります。

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