東日本大震災から14年

こんばんは、スタッフのUです。

昨日は3月11日。東日本大震災から14年です。

地震が起きた時、私は当時働いていた兵庫県西宮市の塾で仕事をしており、補助プリント作成の作業に集中しようと別室にこもり黙々と作業をしている最中でした。ノートパソコンとにらめっこしながらキーボードでカタカタと打ち込んでいるとふとめまいの感覚が。当時私は、頭を下げてグッと集中している際たまに軽いめまいを起こすことがあったのでその時もそれかと思ったのですが、いつもなら頭を上げればおさまるめまいがその日はおさまらず、なおぐらーんぐらーんと大きく揺れる感覚が残りました。

「あれ?これはめまいじゃないな?ひょっとして地震?」

と思い、部屋の外に出て職場の同僚たちに「いま揺れました?」と尋ねるとみんな「いや、特に何も感じませんでしたけど?」という返事。「私の気のせいだったのか?」と思い、ニュースサイトを見てみると「三陸沖で地震」というニュース速報が。

「え?東北地方の地震で、ここ(兵庫県西宮市)まで揺れるって一体震源地近くはどうなってるんだ??」

と、とんでもない規模の地震を想像してゾッとしましたが、そのあと接することになるニュースはその予想を遥かに超えるものばかりでした。

あれから14年。あの年に生まれた子たちがもう中学生。震災について語られる機会も減り記憶も徐々に薄れていくということは仕方がないことではありますが、震災直後に語られた「津波てんでんこ(昔の津波の経験から得られた教訓で、「津波が来たら各自てんでんばらばらに高台へ逃げろ」という意味)」や「100回逃げて、100回来なくても、101回目も必ず逃げて(釜石市唐丹町の津波記憶石に刻まれた言葉)」などの教えはしっかり語り継いでいく必要があると思います。

科学技術の発展によって日々の暮らしは色々な面で刷新されていきますが、かといって昔の知恵が役立たずになるわけでは決してありません。私たちも最新の技術を使いながら先人が積み上げてきた知識や知恵を皆さんのお役に立てるような形で提供し続けていきたいと思います。