コートジボワール

こんばんは、スタッフのUです。

私はいま「Duolingo」というアプリを使ってフランス語の勉強をしているのですが、先日例文の中に次のような固有名詞が出てきました。

Côte d’Ivoire

音を無理矢理カタカナ書きしてみると「コトジヴワー」という感じでしょうか。

これが西アフリカのコートジボワール共和国を指していることはわかったのですが、綴りを見てハッとしました。

「そうか!『コートジボワール』って『象牙海岸』のフランス語表記そのままなのか!」と。

côte」は「海岸(英語のcoast)」、「ivoire」は「象牙(英語のivory)」を表すフランス語の単語で、間の「d’」は英語の「of」などの意味をもつ「de」の次に、母音で始まる単語が来ることで「母音字省略(エリジオンといいます)」が起きたものです。

コートジボワール共和国はすでに独立した国ですが、植民地だった際の名残がそのまま国名になっているという事実になんとも複雑な気分になります(ヨーロッパ諸国はこの海岸で奴隷と象牙の売買をするために来航していました)。

中には「え?コートジボワールが象牙海岸なんて常識でしょ?そんなことも知らなかったの?」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、はい、恥ずかしながら知りませんでした。人間死ぬまで勉強ですね。世の中には学ぶべきことが無限にあり、「私は何も知らない!」と落ち込むこともできますが、それは逆に一つの希望になりうることのような気もします、「まだ自分には無限の伸び代がある!」と。

自分の知識の盲点を少しずつ潰していくことで、知の解像度を上げていく。その姿勢を私たちも大事にしていきたいと思います。

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