第3回気管切開っ子家族の会 in 大阪が5月12日(日)に盛況のうちに終了いたしました!!

さる5月12日日曜日に第3回気管切開っ子家族の会 in 大阪が開催されました。

今回は、現在大学生になられている元・気管切開っ子ご本人とお母様にご出席頂き、色々と体験談を語っていただきました。

ご出席された気管切開っ子のご家族からも活発に質問があり、その後の交流会でも最後まで出席頂き色々とお話をいただきました。

気管切開っ子達のこれからの生活に色々とプラスになるお話が多く、スタッフ一同大変感謝しております。

皆様お休みのところをご足労頂きありがとうございました!

引き続き当会の活動にご協力いただければ幸いです。

(第二報)2019年5月12日(日)に第3回気管切開っ子家族の会 in 大阪を開催いたします!

先日第一報としてお伝えいたしました通り、2019年5月12日(日)に第3回気管切開っ子家族の会 in 大阪を開催いたします。

下記に開催概要を掲載いたしますのでご参照ください。

第3回患者会チラシのサムネイルチラシのダウンロードはこちら

今回は、出生後からの気道狭窄のため15年以上気管切開を余儀なくされた元・気管切開っ子ご本人と親御さんをお招きして、気管切開っ子卒業までの体験談をお話しいただきます。

治療のみならず、普段の生活や就学およびその手続き交渉など様々な制約の中、どのように過ごされたかをお話しいただく予定です。

参加ご希望の方は、このHPのお問い合わせ欄またはinfo@airwaystenosis.orgまでお申し込みください。

東京大学 呼吸器外科 第1回 気道手術勉強会にて講演をさせていただきました!

2019年2月6日東京大学医学部付属病院にて東京大学医学部呼吸器外科の主催により開催された東京大学 呼吸器外科第1回 気道手術勉強会にて

”気道疾患の治療の追求 「科」ではなく「系統」を選択するということ”

という題名にて当法人代表理事・山本 一道が講演をさせていただきました。

会場では活発な意見交換もあり大変充実した会となり大変勉強になりました。

御企画頂いた東京大学医学部呼吸器外科の皆様、御出席いただいた皆様に心より感謝・お礼申し上げます。

第2回気管切開っ子家族の会 in 大阪 盛況のなか終了いたしました!!

昨日5月13日日曜日、10組の気管切開っ子のご家族をお迎えして第2回気管切開っ子家族の会 in 大阪、盛況のなか終了いたしました。

昨日はあいにくの大雨でしたが、プルデンシャル生命保険大阪第三支社様のご好意でJR大阪駅直結のグランフロント大阪というベストポジションを会場としてご提供いただき、5時間以上に及びスタッフ、ご家族の皆様共々話し合いに交流に大盛況でした。

今回は、幼稚園や小学校への就学に関し、4組の気管切開っ子のご家族の経験談をお話いただきました。

いずれも異なる自治体での経験談でしたが、各自治体でも大きく対応は異なりご家族にかかる負担が多大なものであると痛感すると同時に、前例のないなか真摯に取り組んでくださる市町村の職員の方々や学校の先生方の存在も印象的で、改善に向けて当法人でも積極的に活動していこうと考えております。

参加者の皆様にも大変満足頂くことができ、スタッフ一同安心するとともに、引き続き様々な形で法人としても活動を展開していこうと考えております。

昨日は参加者の皆様、長い時間お疲れ様でした。

海外の気道疾患治療(15)小児の気道狭窄の治療:後天性気道狭窄(2)

前回、未熟児などの長期経口挿管後に発生する後天性気道狭窄の機序について説明いたしました。

基本的には長期経口挿管後の気道狭窄の発生機序は成人と同じで、このブログでも以前取り上げております。

海外の気道疾患治療(5)成人の声門部・声門下狭窄について

しかし、小児と成人では幾つか異なる面もあります。

私は元々スペインにいた時に成人の気道狭窄の手術から学び始めたため成人の手術も多く経験していますが、成人の長期挿管例は多くの場合、心筋梗塞などの基礎疾患に対して行われており糖尿病の合併なども多く、喉頭の破壊が小児よりも激しい印象があります。また、喉頭の軟骨が骨化していることも関係しているのか軟骨が溶けて消失しているなど喉頭の再建に難渋することもあり、小児例では一例も必要となったことのない輪状軟骨全摘術なども何例か経験があります。

これに対し、小児の場合は軟骨が非常に柔らかいことや糖尿病や加齢の影響などがなく、組織の状態が成人とは異なると考えています。

小児の気道狭窄の治療に関してはこれが比較的大きな違いをもたらしています。成人の場合は、喉頭の軟骨に限らず全身の軟骨が加齢により徐々に骨化していくため、小児でしばしば行われる肋軟骨移植という選択肢が成人、特に高齢の患者にはあまり行われない、ということがあります。

これに対して、成人の治療は多くの場合は、狭窄部の切除・吻合を行う輪状軟骨気管切除(Primary cricotracheal resection: PCTR)という方法を行います。これは以前のブログで解説していますので下記を参考にしてください。

海外の気道疾患治療(4)成人の声門下狭窄の手術:Pearsonの喉頭気管切除

海外の気道疾患治療(7)成人の声門部・声門下狭窄の手術:Couraudの手術

切除吻合はもちろん小児にも適応になりますが、この術式に加え、小児に対しては、肋軟骨を用いて開大を行う喉頭気管再建(Laryngotracheal reconstruction: LTR)という別の術式が存在します。理論的には成人でも可能ですが経験上は50歳を過ぎると軟骨の質が特に悪くなるため、主に小児のための手術と考えています。

ただし、これはどちらの術式でも良いというわけではなく、狭窄の部位・機序・狭窄の程度で細かく術式が変わるため、術前の評価は特に注意が必要です。この手術を受けたものの術後気管切開の閉鎖ができないという場合、最初の手術で適切な術式が選択されていない場合が見受けられ、特に初回手術は二回目以降に比べ手術の難易度も下がるため慎重な術式選択が必要とされます。