ウディ・アレン『アニー・ホール』

こんばんは、スタッフのUです。

最近、腰を落ち着けて本を読んだりできないときなどに、サブスクで映画を観ることが増えました。先日観たのは、ウディ・アレン監督・主演の『アニー・ホール』(1977年)。

ウディ・アレンの作品を観るのは今回が初めてだったのですが、アルビー・シンガー(ウディ・アレン)がカメラに向けて話しかけたり、登場人物の心の声が観客に聞こえてきたり、別々の場所での二人の行動が画面割りで同時に提示されたりなど、今となっては却って新鮮に見える手法が散りばめられていて、それなりに楽しく観られました。英語がわかって、そしてアメリカ文化(あるいは少なくとも、いわゆるアメリカン・ジョーク)に精通していれば、もっと楽しめたのだろうなとは思いますが。

映画をそんなに観たことがあるわけではない私にとっても、クリストファー・ウォーケン(『ディア・ハンター』でロシアン・ルーレットにはまりこんでいくニック役の俳優)は出てくるわ、シェリー・デュバル(『シャイニング』のジャック(ジャック・ニコルソン)のパートナーのウェンディー役の俳優)は出てくるわ、ポール・サイモン(あのサイモン&ガーファンクルのポール・サイモンです)は出てくるわ、本筋とは関係無いところでも色々と楽しめました(クリストファー・ウォーケンのドライブのシーンは声を出して笑ってしまいました)。

映画を観た本数がとても少ないので、いわゆる「シネフィル」的な楽しみ方は到底できる気がしませんが、それでも少しずつでも知っていくと、色々なところが繋がってきて楽しみ方が増えていきそうです。

医療や学問の世界でも、知識として完璧にパッケージ化されたものなんてあり得ませんし、未知の領域を切り開いていくのがその宿命であり、面白みでもあるのだろうと思います。色々な方向性をもって掘り進めていくうちに、思わぬところがふと繋がったりする(いわゆるセレンディピティってそういうものかという気がします)。その「ふと」に繋がるべく、今後もいま進めている事業をしっかり掘り進めていきたいと思います。

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