こんばんは、スタッフのUです。
先日、某大手書店に行ったときのことですが、文庫本のコーナーで本を物色していると、近くにいた学生とおぼしき二人が文学作品について語り合っていました。
最近の作家の名前が出てくることはほとんどなく、シェイクスピアだゲーテだカミュだドストエフスキーだプルーストだとなかなかに硬派な名前が相次いで出てきて、
「今どきの子たちでもそんな作品を読むんだなぁ」
といたく感心しておりましたら、そのうちの一人の子が
「ほら、ダンテの『かみきょく』とかさ」
と。
やはり今どきの子でした、読み方が(ダンテの作品の邦題の読み方は「しんきょく」ですね)。
いや、これがダメだと言いたいわけではないです。読み間違いは誰しもよくやりますよね。ただ、知識をアップデートしていく際には、日常の思い込みの罠にはまらないよう常々気をつけておかねばならないな、と身が引き締まるおもいがしたという話でした。