倍数判定法、ふたたび(解答編)

こんばんは、スタッフのUです。

今回は先週お出しした問題の解答編です。

問題はこうでした。

「各桁が1と2だけでできている6桁の整数(たとえば121212や212212など)があります。この数が64の倍数であるとき、その数を求めなさい。」

ヒントとして「2nの(nは自然数)で表される整数の倍数判定法」「下n桁が000…0(0がn個)か2nの倍数」であることを示していました。

64は26ですので、2,4(=22),8(=23),16(=24),32(=25)の倍数です。

「2の倍数」ということは「下1桁が0か2の倍数」なので、下1桁は「2」です。

「4の倍数」ということは「下2桁が00か4の倍数」で、下1桁は「2」と確定していますので、下2桁は「12」とわかります(22では4の倍数になりません)。

「8の倍数」でもあるということは「下3桁が000か8の倍数」で、下2桁が「12」と確定していますので、下3桁は「112」とわかります(212では8の倍数になりません)。

以下同様に、下の位から順に数字を確定させていきます。

「16の倍数」でもあるということは「下4桁が0000か16の倍数」で、下3桁が「112」と確定していますので、下4桁は「2112」(1112では16の倍数になりません)、

「32の倍数」でもあるということは「下5桁が00000か32の倍数」で、下4桁が「2112」と確定していますので、下5桁は「22112」(12112では32の倍数になりません)とわかります。

下5桁が「22112」と確定していますので、64の倍数であるこの6桁の整数は「122112」(222112では64の倍数になりません)と1通りに確定できます。

いかがだったでしょうか?

基礎の積み上げで思わぬ難題にまで手が届くケースがありますね。基礎というのは決して「簡単なこと」ではなく、「一番の土台になるもの」です。私たちも基礎をしっかり積み上げていくことで、医療の問題に取り組んでいきたいと思っています。

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