宇宙ゴミ

こんばんは、スタッフのUです。

今日こんなニュースを見かけました。

米 宇宙に放出の物体 大気圏で燃え尽きず住宅に直撃 NASA | NHK

おそろしい…。

長らく宇宙ゴミ(スペースデブリ)が問題になっていますが、宇宙ゴミは現在10cm以上のものが約35,000個、1〜10cmのものが約100万個、1mm〜1cmのものが約1億3,000万個が地球軌道上に存在していると推計されているそうです(2023年12月時点)。

「1mmぐらいのゴミなら大したことないか」と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。宇宙ゴミは秒速数kmで移動しています。「時速」でなく「秒速」です。ですので、秒速5kmとすると時速で言えば時速18,000km、1時間で地球半周するというかなりの高速です。それが宇宙船にぶつかったり、あるいは宇宙デブリ同士が衝突するケースが出てきているようです。

「これ以上、宇宙ゴミを増やさないこと」と「既にある宇宙ゴミを減らしていくこと(Active Debris Removal:ADR)」の二つの方向性で、宇宙デブリを削減させていく努力が国際的に進められており、そこにビジネスチャンスを見出して参入してきている企業もあるようです。

しかし、四コマ漫画などで、ある人物が捨てたゴミのせいでその人物が災いを受ける内容のものがあったりしますが、この事故の場合、災いを受けているのは無関係な赤の他人ですものね。早急な対策が必要ですね。

開発を進めていくことも大切ですが、未来の影響までしっかり視野に据えておかなければなりませんね。

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