ねこぷー 第1回「個体差」

こんばんは、スタッフのUです。

皆さん、きっと「『ねこぷー』ってなんやねん」とお思いのことでしょう。

私の家に現れるキジトラ模様の地域ネコに、私たち夫婦が勝手につけた名前です。

ねこぷーがうちの庭に姿を見せ始めたのは5年前の春。

うちの庭に地域ネコが姿を見せることはそれまでも何度もありましたが、どのネコも私が玄関の扉を開けるとその音を聞くや飛び去って、「姿を見せる」といっても大抵はその逃げ去る後ろ姿を見るのみでした。

それが5年前、扉を開けても庭の真ん中でまったく動じず伏せたまま、なんなら私に対して「誰だ、お前?」と言わんがばかりの表情で毅然と見つめ返してくるネコが現れました。それがねこぷーです。それ以降、何度もうちの庭に姿を見せるようになり、ササミや小魚の煮干しを遠くから投げ与えたりしているうちに本当に少しずつ少ーーーしずつ(実感としては年に10cmぐらいの速さで)距離を縮めていき、あるときを境に(この経緯の説明には「せきね」というサブキャラクターの存在が不可欠ですが、それはまた追々)一気に距離が縮まり、最近は家の中にまで入ってくるようになり、今やこのありさま。

ねこぷーに出会って間もないころに、インターネットで調べた限りでは「キジトラはネコの原種に近く警戒心も強いため、飼い主にさえ懐かないことがある」という風に書かれていた(気がした)ので、「ずっとこの、触れることもないぐらいの距離感でいくのかな」と思っていたのですが。そして「ネコはお腹側を触られるのが大嫌い」という記事も見た気がするのですが…。

ネットの記事なんて大半は真に受けちゃダメですね。それに生き物ですもの、個体差はありますよね。私たちも、統計学を活用して全体の大きな傾向を捉えつつ、常に個は個として見ていく姿勢(そしてそのための能力)は大切にしていきたいと思います。

(タイトルにある「第1回」という強気な言葉どおり、この「ねこぷー」の記事はシリーズ化するかも知れません)

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